2007年度 未踏ソフトウェア創造事業

●未踏ソフトウェア創造事業

 ソフトウェア開発分野においてイノベーションを創出できる独創的なアイディアや技術を持ち、それらを活用していく能力を備え優れた個人(スーパークリエイターを発掘・育成することを目的として、独立行政法人情報処理推進機構が行っている事業です。

テーマ 「表情空間チャートの生成と表情表出リズムの可視化ツールの開発」

 笑う・泣く・怒る。

 人は喜怒哀楽を顔で表現することにより、相手に気持ちを伝え、コミュニケーションをしています。

 また、私たちの顔、特に表情は、健康状態や心のありようまでも情報として発信しています。

 まさに、「顔は心の窓」、「表情は心の健康を表すパロメータ」と言えます。

 今回の提案では、個人固有な表情を「表情空間チャート」として表現し、このチャートをベースとして表情を「感情が奏でるリズム」としてモデル化します。

 そして、この2つを利用して新しいコミュニケーションの世界を創造したいと考えています。

●開発実績

  1. 「表情空間チャート」・「表情表出リズム」の2つの表情解析エンジン
  2. 上記エンジンをを組み込んだ2つのアプリケーション
  1. 彼女と彼の相性診断:心の動きから捉え、「リズム」という新しい概念で表現します。このリズムを利用することで、「私とあなた」「彼と彼女」の相性を判定します。
  2. 接客道:「笑顔」に注目した接客支援ツールを開発中です。このツールで表情の豊かさをを測り、自然な笑顔を作り出します。

IPAX2009 ビジネスプランコンテスト ファイナリスト

『天才から世界を変える起業家へ』

起業家の登竜門として、著名な経営者が資金提供やオフィス提供等の事業支援を名乗り出るビジネスマッチングイベントです。

未踏クリエイター(本体/ユース)の中で、これから起業を目指す、あるいは、会社設立3年以内の方に応募資格が与えられます。書類審査(エントリーシート/事業計画書)によって選ばれた7名のファイナリストによって審査員と200名の来場者に対するプレゼンテーションが行われ、最優秀者が決定します。

「表情が奏でるリズムで創造する新しいコミュニケーションの世界」

 2007年度Ⅱ期の未踏ソフトウェア創造事業で開発した「彼女と彼の相性診断」、「接客道」をビジネス展開するための計画をたてました。

 応募対象者750名の中から最終選考の7名に選ばれ、ビジネスプランを発表しました。